具体例で見る!宝くじの勝率

具体例で見る!宝くじの勝率

具体例で見る!宝くじの勝率

突然ですが、日本で宝くじを買ったことがある人はどのくらいいると思いますか?

日本宝くじ協会が令和2年に実施した調査によりますと、なんと88.5%の人が今までにジャンボ宝くじ、もしくは、全国通常宝くじ、もしくはブロック宝くじの いづれかを買ったことがあると回答しているんですね。

これほど多くの人が、宝くじを買ったことがあるとは、ちょっと意外でした。

ところで、宝くじを買うときは、ひょっとしたら1等が当たるかもしれない!もし当たったら何に使おうかなぁ?な~んて想像しながら買っているのではないでしょうか。

私も昔は、そのような期待に胸を膨らませて、宝くじをよく買っていました。

実際、毎年何人もの高額当選者が出ているわけですから、期待してしまいますよね。

でも、当選確率について具体的にイメージしたことがある人は、それほど多くないと思います。

例えば、数ある宝くじの中でも、最も人気の高い年末ジャンボ宝くじ、その当選確率ですが、2020年の年末ジャンボの時は、1等は7億円で、数は22本、当選する確率は2000万分の1だったんですね。

次いで1等の前後賞だと1億5千万円で1000万分の1、さらに2等は1000万円で500万分の1という感じになっています。

でも、ここに書かれている当選確率を見ても、数が大きすぎて今一ピンとこないですよね。

そこで今回は、この当選確率をなにか別の分かりやすい例に置き換えてイメージしてみたいと思います。

まず1等ですが、当選確率は2000万分の1となっていますよね。

これを分かりやすい例に置き換えると、例えば、もし東京都に住んでいる人と千葉県に住んでいる人が全員年末ジャンボを買った場合、1等が当たる人の数はたった1人だけということなんですね。

つまり、2000万分の1という確率は、それぐらい厳しいものなんですね。

なおここで言う全員とは、赤ちゃんからお歳よりまでを含む全員ということなります。

そう考えると、年末ジャンボで自分が偶然1等を当てるなんて、まずありえないって思いますよね。

別の例で例えますと、スーパーなどで売っているお米がありますよね。

あのお米の中に、米粒は何粒あると思いますか。

例えば10Kgの袋だと、だいたい50万粒、入っているんですね。

ですから、1等の当選確率である2000万分の1を、お米でイメージしますと、10Kgのお米を40袋分用意して、その中のたった一粒だけに赤いしるしを付けて、それを偶然に引き当てる確率、それが2000万分の1の確率ということなるんですね。

お米でイメージしても、やはり絶対無理だと感じるのではないでしょうか。

つまり年末ジャンボで1等を当てるということは、奇跡なんて言う言葉さえ、当てはまらないぐらい、限りなく不可能に近い確率なんですね。

では、1等以外はどうでしょうか。

つまり2等や3等や4等が当たる確率はどうかということです。

例えば、2等の当選確率は500万分の1ですよね。

これは人口に例えると、福岡県の人が全員年末ジャンボを買えば、2等が当たる人の数はたった1人だけ、というのが、500万分の1という確率なんですね。

あるいは先ほどのお米の話に例えれば、10kgの米袋が10袋あって、その中のたった一粒を偶然当てる確率、それが500万分の1の確率ということなるんですね。

そう考えますと、2等でも偶然に当たる確率は、限りなくゼロに近いんだ!ということがということが イメージできるのではないでしょうか。

では3等はどうでしょうか。

3等当選確率は50万分の1です。

では先ほどと同様に、お米の例でイメージしてみましょう。

50万分の1という確率は、10Kgのお米の中のたった一粒を偶然当てる確率、それが50万分の1の確率ということなるんですね。

あくまでも、偶然当てるということですから、かなり厳しい確率ではありますが、1等や2等よりは、希望が見えるような気がします。

では最後に、4等はどうでしょうか。

4等の当選確率は1万分の1です。ですからお米に例えると、10Kgのお米の中に当たりのお米が50粒入っていている、という感じですね。

これだったら、ひょっとしたら当たるかもしれないって、思えてきますよね。

ですが、4等が当たっても5万円ですから、これで人生が一変するってことは、ないですよね。

ところで、高額当選がよく出るお店というのがありますよね。

TVのニュースやワイドショーなどでも、たびたび話題になっています。

でも、そんなこと、本当にあるのでしょうか。

実は、確率から言えば、どのお店で買おうと、当選確率はまったく変わらないんですね。

ではなぜ、高額当選を多数出しているお店とそうでないお店があるのでしょうか。

それは、高額当選をたくさん出しているお店は、ただ単に他のお店よりも販売数が多いので、結果として高額当選が多く出ているということなんですね。

ですから、あの店舗で買わないと当たらないとか言って、何時間もかけて並んで宝くじを購入する方がいますが、確率から言えば、そういう行為はまったく意味がないんですね。

でも、この店は毎年高額当選が出ているよ!なんて言われると、どうしてもその店で買いたくなるのが人間の心理ですよね。

お店の方も、そういう人間の心理をよく分かっているので、昨年当店では高額当選者が○○人出ました!という感じの大きな張り紙などをして人々の購入意欲を煽って売上を伸ばそうとしているんですね。

これはまさに、人間の心理を逆手に取ったうまい商売のやり方だと思います。

では最後になりますが、宝くじは枚数をたくさん買えば本当に当たるのでしょうか。

実際、売り場に並んでいる人を見ると、1人で何十枚も買われる方がたくさんいらっしゃいますよね。

そういう買い方をした方がいいのでしょうか。

例えば仮に、10万円を使って年末ジャンボを購入した場合で考えてみましょう。

年末ジャンボは、1枚300円なので、10万円で購入できる枚数は333枚になります。

一方、1等が当たる確率は2000万分の1でしたよね。

ですから、10万円分の宝くじを購入した場合に1等が当たる確率は2000万分の333になりますので、これは1枚だけ購入するよりも333倍だけ当選確率が高くなったと言えます。

ところが、それでも1等が当たる可能性を計算しますと、だいたいですが、6万分の1なんですね。

つまり、10万円分の年末ジャンボを6万回買えば、1回は1等が当たる、ということです。

6万回ですよ。

そう言われて当たる気がしますか?

しないですよね。

6万回ですよ。

つまり、何が言いたいのかというと

宝くじの枚数をたくさん買えば、当選確率は上がるけれど、現実的に1等が当たる可能性はほぼゼロに近いという点では、1枚購入した場合と同じということなんですね。

であれば、どうせ当たらないのですから、宝くじは夢を買うためのものだと割り切って、1枚だけ買った方が出費が少なくて、いいですよね。

ではもしも、もしもですよ、あなたが超大金持ちで、1等の当選金額と同じ7億円を出して年末ジャンボを購入した場合、当選確率は、どうなると思いますか

その場合、まず購入できる枚数は、7億円÷300円なので、2,333,333枚になります。

で、1等が当たる確率を計算しますと、2000万分の2,333,333x100で計算できますので、約11,66%なんですね。

つまり7億円を出せば、1割ちょっとの確率で当たりが出るということになります。

おお、これならば当たる可能性が高いなぁって思った方、ちょっと待ってくださいね。

これは冷静に考えれば、宝くじで7億円を使っても、元が取れる可能性がたったの11%しかない、ということになりますよね。

つまり、それほど宝くじは、極端に効率が悪いギャンブルなんですね。

でもこれが現実なんですね。

それにしても、どうしてこれほど宝くじの投資効率が低いのでしょうか。

それは、宝くじの購入代金のうち、当選金として支払われる金額の割合が、わずか46.5%しかないからなんですね。

これは、他のギャンブルと比較しても、ものすごく低いんですね。

例えば、他のギャンブルの還元率を見ると、競馬・70~80%、競輪・75%、ボートレース・75%、パチンコ・80~85%、宝くじ・46.5%、このようになっています。

どうでしょうか。

これを見れば、宝くじは、いかに効率の悪いギャンブルであるか、一目瞭然ですよね。

但し、これには理由がありまして、宝くじの場合、法律で「当せん金額は発売総額の5割に相当する額を超えてはならない」と決められているからなんですね。

なので、還元率が低くなっています。

では、宝くじの残りのお金、つまりこの46.5%以外のお金は、一体どこに行ったのか?ということですが、大半は公共事業に使われているんですね。

このように、宝くじは社会に貢献している事業ではありますが、リターンの極めて低いギャンブルですから、是非その事を頭に入れておいていただければと思います。

#宝くじ #当選 #確率

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